不眠症 fumin
不眠症の症状
夜間の症状
寝つくまでに30分以上かかってしまうパターン。考え事をしたり、不安・緊張が強いと起こりやすくなります。
途中で何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝つけなくなるパターン。中高年の方に多くみられます。
目覚ましより2時間以上早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなるパターン。高齢の方に多く見られます。
昼間の症状
- 疲れがとれない
- 眠い
- 眠れないことへの不安
- 気分がすぐれない
- イライラしやすい
- 仕事や勉強に集中できない
- 記憶力や判断力の低下
- 事故やミスをしやすい
不眠の原因
ストレス 多忙、人間関係、業務や学業の負荷、家庭内の問題、金銭問題など。
生活習慣の問題 眠る前のスマートフォンやパソコン、ゲームに熱中する、不規則、シフトワーク、夜型生活など。
嗜好品や薬の影響 カフェイン、アルコール、服用薬など。
体調不良 腰痛、痒み、咳、鼻づまり、頻尿など。
メンタル不調 うつ病、不安障害など。
不眠症の診断・治療
治療について
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01 日常生活を見直して、不眠の原因となる生活習慣を改善します。
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02 正しい睡眠知識を知ってもらい、眠れなくなる原因を探ります。
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03 原因や症状に合わせて、必要に応じて薬を服用します。
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04 症状が改善し、眠れる自信を取り戻してから、薬を徐々に減らしていきます。
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05 薬をやめても状態が安定していることを確認し、治療を終了します。
夜間の症状パターン(寝つきが悪い、眠りが持続しない)と日中への影響について、問診によって詳しく確認します。
快眠生活のポイント
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眠れない時の対処法
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01 最初は6時間くらいを目標に寝床にいる時間は、初めは6時間くらいを目標に設定します。起床時刻を決め、そこから逆算して、就床時刻を決定しましょう。
【例:24〜6時、1〜7時など】 -
02 決めた時間帯以外は就寝しない自分で決めた時間帯以外は寝床に入らないように心がけたうえで、眠くなってから寝床に入るようにします。もし眠れずに20分経過した時は、一度寝床から出て、居間でのんびり過ごしましょう。起床の際は「眠れたかどうか」や、平日・休日に関わらず、起床時刻になったら、とりあえず寝床から出ることを意識しましょう。
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03 光の調整を行う就寝前は照明を暗めにし、起床後はカーテンを開けたり、照明を明るくする習慣をつけましょう。
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04 就寝前の食事や嗜好品に注意就寝4〜5時間前からカフェインは禁止し、アルコールもなるべく控えましょう。また、寝る前に胃もたれする食事やタバコも控えましょう。
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05 軽い運動と入浴夕方に軽い運動をすることを心がけましょう。その後、ぬるめのお湯でリラックスした入浴をしましょう。
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06 日中は昼寝をせず、活動的に日中はなるべく活動的に過ごし、昼夜のメリハリをつけた習慣を心がけましょう。昼寝は原則禁止です。
夜間の症状パターン(寝つきが悪い、眠りが持続しない)と日中への影響について、問診によって詳しく確認します。
不眠症の治療薬・費用
治療薬について
オレキシン受容体拮抗薬
(脳の過剰な覚醒状態を抑えて、眠りをもたらします)メラトニン受容体作動薬
(体内時計に働きかけて、眠りに導きます)ベンゾジアゼピン受容体作動薬
(脳全体を鎮静させて、眠りをもたらします)
- 漢方薬
- 抗うつ薬(うつ状態に伴う不眠の場合)
診察費用について
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- 初診時
【3割保険】 - 約 ¥2,500
- 初診時
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- 再診時
【3割保険】 - 約 ¥1,500
- 再診時
※ 上記に別途お薬代(調剤薬局)がかかります。